アセスメント:処分場計画の特性と周囲状況を検討して大気質、騒音、振動、悪臭、水質、地下水について現地調査を実施。調査実施後は処分場計画実施後の影響を予測し、影響を軽微できるよう検討しました。
project story
ひっ迫する残余埋立容量!
中越地区産業廃棄物
広域最終処分場
第三期処分場 中越環境開発㈱
整備までの長い道程
広域最終処分場
廃棄物の適正処理のためにできること。
このプロジェクトは長い時間をかけて、安心、安全な最終処分場を整備するまでの記録です。
About
プロジェクトについて
日本国内の最終処分場の残余年数は約20年であり、ひっ迫する状況となっています。
新潟県内も同様であり、中越地区産業廃棄物広域最終処分場 第三期処分場 中越環境開発㈱を整備することは重要課題でありました。
これはその難題を成し遂げた一大プロジェクトです。
member
プロジェクトメンバー
-
田村 雄作
代表取締役社長
プロジェクトの環境技研の統括責任者の立場で、基本構想から工事の完成まで担当。
-
味方 秀和
2002年入社
環境技術部エンジニアリング課長
浸出水処理設備の設計、施工、試運転を担当。
-
小林 久展
2010年入社
コンサルティング担当
基本計画書の作成実務、手続き資料補作成、 計画当初の埋立容量の算出などを担当。
Flow
プロジェクトの流れ
-
基本構想・基本計画
単なる廃棄物処理施設の建設でなく、最終処分場のスタンダードを確立する挑戦でした。チームは最新技術を活用し、環境への影響を最小限に抑える設計を目指しました。
-
アセスメント・法手続き許可申請
法手続き許可申請:廃棄物の処理及び清掃に関する法律/森林法/新潟県大規模開発行為の適正化対策要綱に対して事前協議及び許可申請の資料作成・申請補助を行いました。
-
施工
冬場の工事だったため、寒さや雪のため、どうしても工事が遅れがちになりますが、こういうときこそ安全に注意して、事故が起きないように心掛けて施工を行いました。
Project
初めて尽くしの大型プロジェクト
このプロジェクトに加入した時の率直な気持ちを教えてください。
田村:私自身は参加するというより、プロジェクトのメンバーを集める立場でした。メンバーは、最終処分場の計画から工事完成、試運転までの経験者でしたから、心配はしませんでしたが、計画から工事完成まで8年間の管理という面で、問題の発生や事故などないことを願っていました。
味方:私が経験した排水処理設備の中で、規模が最も大きいものでしたし、最終処分場の浸出水処理ということで、失敗できないプレッシャーがありました。
小林:最終処分場の容量確保をどうやって進めていけばいいか不安でした。
それぞれどのような業務を担当したのでしょうか。
田村:私は、環境技研の統括責任者の立場でしたが、基本構想・基本計画については、担当者として業務に携わりました。
味方:浸出水処理設備に関して、処理フローから容量、配置の決定などの設計業務、工事中は現場での施工管理、完工後は試運転調整を担当しました。
小林:基本計画書の作成実務、手続き資料補作成を担当しました。
業務のやりがいや達成感を得られる瞬間を教えてください。
田村:最終処分場の建設には地域社会の理解と協力が必要となります。環境負荷を最小限に抑えた計画でなければなりません。許可申請の各段階において計画内容に理解を求めるのですが、最後の専門家会議が終了したときは、担当者としての喜びの瞬間です。また、工事が終了し試運転調整が終了した時点では責任者の立場で安堵した瞬間でした。
味方:基本計画から長い時間をかけて、ようやく出来あがり、試運転を行い、処理が問題ないことを確認できた瞬間に、やり遂げた思いが湧いてきました。
小林:工事完成後の処分場の全体像が確認できた時に達成感を得られます。